拝啓貴乃花光司様

現役で約15年、親方として約15年。
まずはお疲れ様でした。

昭和の大横綱に引き際の花道を作った貴方は、
いつしか平成の大横綱と呼ばれるようになりました。

江戸時代までさかのぼり、相撲の歴史や力士を調べたのも、
いつの間にか相撲マニアと呼ばれるようになったのも、
みんな貴方の作った「平成の相撲ブーム」がきっかけでした。

いつも魂を燃やすような土俵にもかかわらず、
その周りは常に静寂に包まれたようなオーラが漂っていました。

平成6年九州場所曙戦
大関として最後の一番は強靭な足腰に驚かされました。

平成8年秋場所
今だ見たことのない完成された四つ相撲にため息が出ました。

平成9秋場所小錦戦
「横綱相撲とは何か?」という問いかけに答えはいりません。
私の一番好きな取り組みです。

平成10年秋場所千秋楽
「引退も考えていた」
その言葉に孤高の横綱の苦しさを感じました。

平成13年初場所優勝決定戦
寄り切った瞬間の力強さに、復活を疑いませんでした。

平成14年秋場所初日協会挨拶
久々の本土俵に足を擦り付けた瞬間、
始めて感じる緊張と不安感でいっぱいになりました。

平成15年初場所安美錦戦
いつものように静かに花道を引き揚げる姿に、
引き際の美学を学びました。

貴方をきっかけに全国に沢山の相撲ファンが誕生したはずです。
そして、あなたが生んだ力士達は、今なお沢山のファンに愛されています。
本当にありがとうございました。

協会は「貴乃花」の使用を許可するそうですが、
どちらにしても、これからも皆「貴乃花」と呼ぶはずです。
どこにいようが「貴乃花は貴乃花」です。

貴方の元で産声を上げた「貴」の継承者の中で、
その名前を名乗れる者が出てくるその日まで、
「貴乃花」は貴方が持っていて下さい。

「3代目貴乃花」誕生のその日まで。

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